ご当地そば別通販ランキング：出雲そば

越前そばや山形そばと同じように、蕎麦の実を殻まで挽く「挽きぐるみ」製法で作る蕎麦。そのため、抜群の蕎麦の風味で、また太打ち麺であるのも特徴です。

より蕎麦の風味を感じたい方には、八割そばや十割そばの出雲そばもありますが、コシを強くするためツナギを多めに入れるのが主流。

また、山陰地方では古くから飛魚＝トビウオ出汁のつゆで蕎麦を召し上がる食文化があります。

旨み成分である「イノシン酸」と「グルタミン酸」が多く含まれており、あっさりとしながらも深いコクを感じられます。

かつお・昆布だしのつゆが一般的ですが、機会があれば、飛魚出汁で出雲そばを召し上がるのもアリ。

ちなみに、飛魚出汁つゆ付なのは、ランキング1位の出雲だんだんそばでお試しいただけます。どんな食べ方でも相性がよく、より一層蕎麦の旨さを引き立たせてくれるつゆですよ。

出雲そばも、越前そばや山形そばと同じ田舎そば。

中でも、越前そばとは地理的にも近く、見た目も同じ。何かと比較されることが多いみたいなので、その違いについてちょっとだけ調べてみました。

どちらも、殻まで挽いた蕎麦粉を使うので、色も味も濃いそばになります。
麺の太さも太めのものが多く、目の前に出されてこれどっち？と言われて見分けがつく人はかなりの強者だと思います。

当然、お店によって「石臼挽き・機械挽き・使用する蕎麦の実」には違いはありますが、蕎麦自体の風味と太さには大きな違いがあるとは言い切れません。

しいて違いがあるとすれば、食べ方。

出雲そばには、有名な「釜揚げそば」や「割子そば」があります。

釜揚げそばは、水洗いをせず、ゆで汁である蕎麦湯をそのままかけ汁として使い、そこにつゆ・薬味を入れる食べ方です。蕎麦湯を使うため、栄養も満点。

割子そばはというと、3段重ねになっている入れ物の各段に蕎麦が入っており、そこにつゆ・薬味を入れて順番に食べていきます。

独特な食べ方ともいえますが、そばにつゆを入れ食べるという点では、越前そばの「おろしそば」にも似ており、実際大根おろしや紅葉おろしを入れて召し上がる方も多くいらっしゃいます。

食べ方に違いはあるとはいえ、出雲そばも越前そばも、蕎麦自体の風味は濃く、どちらも田舎蕎麦という枠組みで捉えれば同じ仲間。
ただ、そうは言っても、出雲そばは日本三大そばの1つに数えられる超有名なそば。それだけ人を惹きつける魅力があるということじゃ。

ぜひ、この機会に、他の田舎そばと食べ比べて、貴方なりの「違い」を見つけてはいかがでしょうか？