乾蕎麦ランキング第一位！信州産そば粉100％を使った人気7割そば

「榑木野」は、そばの本場“長野県松本市”で1991年に設立された本格手打ちそば専門店。

熟練のそば職人が、徹底した衛生管理の元、すべての工程(練り・伸ばし・切り)を手作業で行い“こだわりの蕎麦”を作り続けておる。

二八の手打ち生蕎麦が有名じゃが、今回拙者が取り寄せたのは、乾燥タイプの高級干しそば。

発売と同時に楽天で乾蕎麦ランキング1位を獲得、今もなお売れ続けておる人気商品じゃ。

パッケージ裏の成分表示を見ると、
「そば粉・小麦粉・小麦たんぱく白・食塩」となっており、そば粉割合は7割、つなぎは3割の7割乾そばとなっておる。

乾麺そばの場合、乾麺の蕎麦粉の配合割合と成分表示でも紹介したように、
蕎麦粉の割合表示は、今のところしっかり表示する義務がないため、ごまかしが効いてしまうというデメリットがある。

残念ながら、この点において購入者側はお店を信用するしかないわけじゃが、
「榑木野」に関して言えば、そこは心配する必要はないですぞ。

もしそういった“ごまかし”をしていたとすれば、ここまでランキングや口コミでの評価が高くなるはずがない。

もちろん、蕎麦粉は100％信州産、仕込み水には南信州の清涼な水を使用した“正真正銘の信州そば”じゃ。

“ざる”か“かけ”、どちらを作るか迷ったが、寒い時期(12月)に購入したこともあり、温でいただくことに。

もはや、自分の齢(よわい)すら忘れるぐらい長年生きている拙者にとっては、調理は朝飯前。

といっても、まだまだそば道を究めるまでにはいたっておらぬが...。

麺は、茹でる前と比較してやや太くはなるものの、特別細すぎず太すぎず、ちょうどいい太さ。

さて、一番肝心の味はというと、

ほどよい蕎麦の風味をしっかり感じられ、安い乾蕎麦によくある“コシのないボソボソした味・食感”等はまるでナシ。

代わりに、絶妙に配合しているつなぎのおかげで、丁度良い“歯ごたえ・喉ごし”を生み出しておる。

これぐらいのコシがあれば、温でも蕎麦が崩れることはなく、調理が非常にしやすいですぞ。

確かに、7割蕎麦だけあって、蕎麦そのものの風味をより感じたい方には、少々物足りないかとは思いますが、何をとってもバランスのよい乾燥そばをお探しの方にはオススメの逸品。

これこそが、食べる人を選ばない信州そばの醍醐味とも言えます。